実は、今はOneXFlyを使っている。


 今までは Steam Deck OLEDを使っていたのだけど、今は、OneXFlyを使っている。

 何でこうなったかと言うと、まあ、Windowsを載せたい、そうなるとメモリは 32GBは欲しい、ストレージも 2TBは欲しい。SteamDeckの方で Windowsドライバーがとっとと正式リリースされてれば、そのまま Windowsを載せてOKだったのだが。メモリとストレージは我慢して。
 しかし、いつまで経っても全部のドライバーのリリースが無く、そのままでも Steam関連は、ほとんどバッチリ動いてたのだけど、Steam以外の事もあって、Windowsが載ると良いのだけど、と思っていたところ、CPU/GPUもそれなりで、メモリもストレージも要望通りのモデルが出ていたので、そっちを衝動買いしてしまった。SteamDeckは、子供にあげた。

 Steam Deck OLEDと比べて思ったことをつらつらと。特にオチはない。

1.解像度が高くなったので、字が読めない。(笑)

 SteamDeckの 1280×800と比べて、OneXFlyは 1920×1080は細かい。特に OneXFlyの方は Windowsなので、ゲームをしている時は気にならないが、デスクトップ操作がつらい。年寄りには厳しいね。結局、外部モニター・外部キーボード・外部トラックボールで使ってたりして、全くモバイルの意味なし。(笑)

2.多少軽くなったが持ちづらいので残念。

 OneXFlyの方が多少軽いので、普通に持つだけなら少しマシ。ただ問題なのは、OneXFlyの吸気ファンが背面真ん中に着いてるので、そこを覆うような持ち方・置き方ができない。やっぱり重いものは重いので、ガバッと持つと吸気口を塞ぎ、下に置くこともできず、結局デッキに挿しておくのが一番だったりするのは致命的。SteamDeckだと、若干横幅があったので、逆に持ちやすかったのかも。

3.マウス操作が残念。

 SteamDeckにはパッドが付いていて、マウス操作が急に必要になっても、簡単に対処ができたが、OneXFlyの方は、スティックだけでマウス操作もスティックを切り替える感じなので、マウス操作がやりづらい。タッチパネルなので、ボタンを押すのはマシなのだが、カーソルの操作がやりにくい。キーボードがボタン一発でマシだったのだけど、ボタン長押しでマウススティック操作に切り替えるのはなかなか見つからず、しばらく探した。マウスカーソルの移動がやりたいがどうすれば良いのだろう、というキーワードで調べたいがなかなか見つからない。マウス操作をスティックでできる様にするのはここら辺では常識なのかもしれないが、知らないと、どういうキーワードで調べれば良いのかすらわからない。マニュアルの改善を求む。
 そうそう、SteamDeckのパッド部分、触ってしまいやすいので、そこはデメリットだったが、持ったままで操作するにはそこにパッドを配置するしかなかったんだろうなあ。

4.microSDカードの体感速度の違い

 SteamDeckの方は、本体のストレージに入れても、microSDのストレージに入れても、体感速度はほとんど変わらなかったのだが、OneXFlyの方は、本体ストレージは良いのだけど、microSDの方は明らかに遅い。特に、頻繁にストレージにアクセスする様なゲームは特に気になる。何でって、一瞬止まるから。最初は何のことかわからなかったけど、明らかにストレージにアクセスした瞬間に一瞬間が空くので気が付いた。読み込み速度の違いが大きいのか、microSDの読み書きが遅いのか。SteamDeckでは気が付かなかったので、microSDの読み書きが速いのか、キャッシュなどの使い方が上手くいっているのか。わからないけど、ちょっと OneXFlyの方は microSDにゲームは入れない方がええかも。僕も結局は外付けSSDにした。そっちの方が明らかに速いので。

5.拡張のしやすさ。

 外部インターフェースは、OneXFlyの方が多いか。USB4 Type-Cが2個と USB 3.2 Type-Aが1個。USB3.2と言われても、3.1/3.2は Gen○○みたいな感じで、USB 3.2とだけ書かれても全く意味は無い。まあ、Type-Aだから、マウスとかキーボードとかコントローラーとかそんなんでええか、って感じか。Type-Cの方が本体上下に1個ずつ付いているので、下1個は Deck用、上1個は何かの拡張用という感じ。僕は外付け SSDを付けている。Deckの方は、専用のONEXDOCKINGって奴で、USB 3.0の Type-C×1、Type-A×3、HDMI出力、RJ45、Type-C入力という感じで、極標準的。僕はこれに、ゲームコントローラーと HDMIで外部ディスプレイを繋げる感じ。キーボードとトラックボールは Bluetoothなので無線。本体の上下合わせて1個のUSB4 Type-C端子が最高で、これのおかげで、デッキと外付けSSDが両立できてうれしい。ただ、外に持っていくとしたら microSDに入れなあかんのやなあ、と思うと気が重い。まあ、どっか行く時に持って行くとしても外部 SSDもデッキも電源も含めて持って行くからええわ、という感じで。どうせ手荷物多くなることだし。
 SteamDeckは、ドックはあるけど、この接続で唯一の Type-C端子を使っちゃうので、高速な外部機器は考えない。
 まあ、どちらのドックも、高いけど普通の値段なので、そこまで性能を求められない。(ノートPC用ドックを含め、今までは、出費の割りにあまり良いことはなかった。)

6.画面のハードウェアはどちらもアレ。

 よく言われている様に、どちらの液晶も、縦型液晶を横にしているハードウェアの様で、一部のアプリは対応できない。上手く表示されない。なんか画面の回転に対応できない機能を使っているのだろう。一部は画面の解像道なども変更できず、手詰まりのものもある。特にちょっと前ので、もうアップデートされる見込みのないものとか。MacやMac上のエミュレーターWindowsで Steamをやっている時も同じだったからなんとなくわかった。諦めるしかない。

7.Windowsになることによって。

 まあ、これは、根本的な事ではあるのだが、SteamDeck OLEDは Steam専用であり、OneXFlyは Windowsマシンであるということ。OneXFlyだったら、他のPCで使ってた、Xboxもその他のゲームも使える。いくつかのゲームプラットフォームを使っているので、Windowsであることは結構大きかったのだ。OneXFlyなので、Steam以外も使える様になった。Steamは良いサービスだと思うが、他にしか無いものもあるので。
 なので、SteamDeck OLEDの Windowsドライバーを心待ちにしてたんだけどな。

8.備品類。

 SteamDeck OLEDの 1TB版は、専用ケースとかも付いていて良かった。いや、ついてないと思って別途買っちゃったから余ったのだが。(笑)
 OneXFlyはケースが付いてなかったので、別途購入。どこにも売ってなかったので、直販で。すぐに発送されなかったので、しばらく困った。あと、OneXFlyにはシリコンカバーというのがあって、常時付けられる様になっていて、滑らなくて若干持ちやすくなったかも、と思っていたが、専用ドックがシリコンカバーには対応してなくて本体ピッタリだったので、結局外さなければならなくお蔵入り。残念なオプションだった。シリコンカバーも売ってなくて直販だったので、ちょっと微妙な値段で、無駄になったのはガッカリ。

9.ゲームの体感は同じ。

 ゲームをやっている時の体感はわからない。
 FPSとかはしないので、違いはわからない。
 シビアなタイミングとか表示が必要な人は、そもそもこういう携帯ゲーム機は買わんだろう。


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