Dell XPS 13(9300)を使う(Dellアンバサダーでモニター)


2021.8.21

 デルのアンバサダープログラム(XPS体験モニター)にて、XPS 13 (9300)を1ヶ月使えることになった。

 アンバサダーはここ

 メーカーサイトはここ

 詳しくはメーカーサイトとか見てください。
 写真とかも他にキレイなのが豊富にあるので、うちでしか撮れない物だけにします。

 現在、Dell ALIENWARE m15 R3を使っているので、比較する。
 大きさを比べてみた。閉じた状態で上に乗っけるとこんな感じ。
IMG_0131(1).png
 わかりづらいかもしれないが、緑のラインが ALIENWAREで、赤のラインが XPS、15.6インチと13インチの違い以上の大きさを感じる。

 少しずつ感じたことを書いていく。

 まずは見た目。

 さすがに 13インチ、小さいねえ。薄いねえ。シルバー良いねえ。やっぱり白はキレイだねえ。外はシルバー、中はホワイトという感じ。僕のALIENWAREはルナライト(シルバーホワイト)というのだけど、ちょっとくすんだ感じでこれはこれで良い。
 持ち上げた感じ、思ったよりは重い。まあ、ALIENWAREは持ち運ぼうと思わないぐらい重いので。
 実測1.257kg(うちのクッキングスケールで計れる!)。数値で見ると軽いな。ALIENWAREの半分ぐらいか。
 全体のサイズが小さい分、重く感じてしまうのだろう。

 ACアダプターも小さい。45Wと書いてある。これ、使うとすぐにとても熱くなる。身体に触れていると低温やけどするだろう。
 ALIENWAREの 240Wのとても大きい ACアダプターは、更に大きい上に熱い。持ち運びって何?という感じだ。こういう作業中はそこまでいかないが、ゲームをしていると、普通にやけどしそうなぐらい熱くなる。
 どちらにしろ、涼しくなる置き方を考えたい。
 で、ALIENWAREは本体もとても熱くなる。膝の上では無理だ。XPSも気持ち温かくなるが、こちらは熱い、という感じではない。

 拡張インターフェースは USB Type-Cのみ。左右に1つずつ。電源の入力も兼ねているので、電源入力中は1つ潰れる。なので、PD給電対応の USBハブを使う。最大100WPD対応の製品 ELECOM U3HC-A424P10WHだったのだが、「低速の充電ケーブル」と言われる。左右どちらも同じだったので、相性問題?PDのどこまで対応かがわからないので、はっきりは言えないが、ACアダプターに印刷されている内容を見る限り、ハブの方が問題?古いから?わからない。Ankerの PD対応ハブ(PowerExpand 8-in-1 USB-C PD)で試してみたが同様だった。どうすれば...
 なお、左右どちらでも電源供給できる模様。

 1ヶ月しかいないので、できるだけ標準のままで使用するつもりだが、1ヶ月あるのでそれなりに色々入れるつもり。
 Officeは Home & Businessが入っているようなので、そのまま使う。それ以上のことは考えない。
 また、Windows10 Homeなので、Proで設定したような変更もしない。
 なので、ほぼ標準で使用する。

 やっぱり Windows Hello(顔認識)は便利だね。顔を見せるだけでOKなのはとても便利。ALIENWAREの方は 4K有機ELにしたので、付いていないため、別途顔認証できるカメラを買いました。会社でも同じカメラを買って使ってます。
 最近はマスクをするのでいちいち外すのは面倒だけど、XPSは指紋認証も設定できるので、マスク時は指紋認証で。指紋認証も便利。僕も前はUSBタイプの指紋認証デバイスを使っていたのだけど、顔認証の方が楽だと思う。
 ここら辺が標準で付いているのはとても魅力的だ。僕はWindows Hello大絶賛だし誰にでも推奨する。


 取り合えず、ゲームをやってみる。
 新しい Intel CPUがどこまで使えるか試す感じ。
 Steamで最近やっている、Horizon Zero Dawnと、PowerWash Simulatorだ。最近はまってる。
 Horizon Zero Dawnは PC版で増えた Easyよりも簡単な Storyモードで楽しんでいる(それでも何度か死んだが)。やっぱりまったりしたいよな。PS4コントローラー使用。
 PowerWash Simulatorは、高圧洗浄機で色々な物を洗うゲームだ。とても楽しい。お薦めだ。XBoxコントローラー使用。
 結果と言えば、ダメだ。遊べない。Horizon Zero Dawnなんて 10fpsいかないぐらいだったりする。
 このマシン、画面ドット数は 4Kなので、最初は 4Kにしたら止まったような動きだった。何もできない。FullHDまで落として、PowerWash Simulatorがなんとか動く程度。あれ?こっちゲームは Core i7-10750Hの Intel UHD Graphicsで動くので、それよりもIntel Iris Plusの方が早いかと思ってたのだが。そんなこともなかった。
 というわけで、ゲームは早々に諦める。 GPUをゲームに使わなければ良いか。せっかくの4Kがもったいないし。
 まあ、ゲームは ALIENWAREでしろと。


 次は Hulu。せっかく1ヶ月が付いているので、昔試用したIDとパスワードで設定してみたら上手くいったので、Huluを見る。
 Dellのせいでも XPSのせいでもないが、昔と内容がごろっと変わっているのでガッカリ。昔見ようかと設定していた物がほぼ全て終了している。Amazonだとあるのだが。僕は洋画が好きだから、特にめぼしいものはなし。使えるのが Netflixとかだったらうれしかったかも。
 それでも、とりあえず探してみる。
 基本的に洋画で、字幕版が好き。
 「セッション」を見る。
 音良いね。想像以上に音が良かった。結構パワーがある。外部スピーカー要らん。
 画面もキレイ。
 13.3インチは画面が小さいけど解像度が高いのと狭額縁のおかげか、これはあまり小さい感じがしない。狭額縁って良いね。ALIENWAREの時も狭額縁になったよな、とか思ってたけど、それよりも全然狭く、画面が広く感じる。並べてもそこまでサイズが違う様に感じない。
 4Kよりも画素数が多いので、最近の映画でも上下に少し黒帯あり。ま、僕は全く気にならないが。僕は普通に古い 4:3の画面で16:9なんかの映画を見ても上下の帯が気にならないから。なんなら字幕は帯の方に出してくれ([字幕版]だと位置固定)、と思うぐらいで。
 狭額縁は下の部分がとても良い。狭額縁じゃない場合は、たいてい下の部分が大きく空いているので映画とか見ていると結構視界の邪魔になっていたかも、というのに気が付く。狭額縁で上下左右の隙間が無いと、なんか画面が広く感じる。明らかに邪魔にならない感じ。狭額縁が手放せなくなりそう。

 上記にも関係するけど、僕が要らなかったのはバックライトキーボード。光ってるとキーの文字が見づらい。暗いところだけ光ってくれると良いのだが。しばらくキーボードを押さないと消えるのでまだ耐えられるけど。押すと点くのは要らないなと。キーボードが白で文字の部分が光るので、明るいところで点くと、文字が見えない。もっと慣れると見えなくても良いのかもしれないが、Dellノートキーボードの配列にはまだ慣れてないので、文字が見づらいと困る部分は多いのだ。設定で変えられるのかもしれないが、見つけられなかった。インターネットで検索して、Dellの公開文書で Fn-F5でON/OFFできるのがわかった。せっかく色々文書を公開しているのだから、それを簡単に参照できるアプリが入っていると良いのにと思った。マニュアルも含めて、Dellサイトから自力でたどりつかなければいけないのは、ちょっと考えてもらいたい。


 しばらく使っていて何気に良いと思ったのは、裏の滑り止め。他のノートPCは四隅にオマケ程度の外れやすいゴムを付けてたりするものもあるのだが、DellのノートPCは滑り止めが大きい。滑り止めの効果も大きい感じがする。ALIENWAREは自重のせいで少しずれやすいのだが、XPSはかなり効果は大きいと思う。
 バッグに入れたまま使ったり、置くところの凹凸が激しかったりするとわからない・変わらないのかもしれないが、平らなところなら有効だろうと思う。
 僕も台を使って斜めに置いているがALIENWAREが滑るところもほとんど滑らない。(揺らすと滑る)
 こんな感じ。(赤枠部分)
IMG_0135(1).png
 勿論、キュッと止まるほどではないので、ある程度の角度がつくとあっさりと滑る。まあ、余りにも止まりが良いと打ち合わせの最中に見せたりするのがとてもやりづらくなるとは思うが。(現状で机の上でくるっと回転できるぐらいは滑る)
 バッグに入れたまま使えるバッグを使い始めたので、これはここで終わり。


 タッチパネル、タッチパネルなんか要らんよなー、とか思っていたのだが、タッチパネルでの操作の方が手っ取り早いという時もあり、使い分ければ良いのかも。全てタッチパネルというわけにはいかないと感じるが、マウスでぐりっとドラッグしなければいけないときに、ふと思い出してタッチしてみたら思ったより使えたり。タッチパネルもありか?細かい操作はマウスの方が正確だとは思うが、図に書き込むときにはタッチの方が便利だった。ノートPCはどちらも使える方がええね。
 但し、やっぱりタッチすると汚れるので、動画とか見ていると気になるときがある。拭けば良いが。


 色々作業してて感じたのは、思ったよりもキーが大きくて打ちやすい?実測でキーの幅は17mm弱、キー間は2mm弱という感じ。ALIENWARE(m15)は16mm、キー間3mmなのだけど、キー間が若干短いのは全く気にならない。僕はテンキー派なので、テンキーが無いのは残念だけど、このサイズで無いのはしかたがない。Bluetooth接続のテンキーを使っている。
 結構普通に打てた。普通のフルキーには劣るが、ノートPCでこのぐらいなら通常使用も問題ないレベル。ALIENWAREの方でだいぶん慣れていたのも良かったのかも。
 ストロークは測ってないけど、まあ、このぐらいしかないのはしかたがないかな。


 バッグに入れて、出勤時にも持ち歩く様にした。本体と電源とマウスとUSBハブなのだが、思ったより軽い。いつも持っているバッグの方が重いぐらいだ。
 外でがっつり使う事が無いので、電源持ち歩かなくても良かったぐらい。いつでも使えるのは良いね。ちょっと時間が空くと使える。ネットワークが Wi-Fiのみなので、外出時はテザリングでしかできないのは残念なところ。SIM入れたら電話回線使えると更に便利だと思った。
 あと、外だと、ほぼマスク状態なので、指紋認証が役に立つ。どちらも使えるのはとても便利。


 さて、そろそろ返さなくてはいけないので、初期化して片付けるか。
 今から考えると、1ヶ月、短いねえ。だいぶん使い慣れて生活になじんできたところだったのだが、モニターなのでしかたがないところ。
 ただ、最新のノートPCを1ヶ月間体験できたのは良かった。色々わかった。店頭じゃこうはいかんからねえ。
 使ってみた感想は、DellのノートPCは結構安心して買えるって事。ノートPCは後から拡張とかできる幅が少ないので、最初からそれなりのスペックで購入できるのは良い。今回もそれなりのスペックだったが、僕(一応ソフト屋)の用途では、ストレージが若干少ないかな、という以外は、満足できるスペックであった。
 あ、ストレージも関係するのだが、開発目的での試用はできなかった。環境整えるには内蔵ストレージの容量が心許ないのと、それに割り振る時間が余り取れなかったから。ここが心残り。モバイルでの開発マシンは試したかったんだけどね。

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